世界一自由な会社, NETFLIX「NO RULES」
youtube大学のあっちゃんが語る姿をみて
これは自分も原本を読みたいと思った本。
https://www.youtube.com/watch?v=kb3K0HDloMs
ヒカリエにたまたまいたのもあって、スクランブルスクエアに駆け込み、ツタヤで購入したのだ。
感想
youtube大学のあっちゃんの解説がうますぎるので、そちらを2倍速でみるのが最速の知る方法な気がします。
が、要所要所でなるほどな、と思うのもあり、一読する価値はあります。
割と重く、時間がかかってしまう本。
あと目次が雑?少なくて辛い
この本の学び
コンテクストをしっかりと伝えて共有し、その土台の上で常識がある+能力がある人に判断させると最速最強!イノベーション!
そうじゃない人は排除する。
究極のジブンゴトの会社にする方法、と言えそうです。
コンテクストとは
この本ではたびたびコンテクスト、という言葉が出てきます。
これはちょっと僕ら日本人には馴染みのないような言葉かなと思います。
直訳で文脈、ですが、ニュアンスとしては制限、条件、方針、方向性とも受け取れるかと思います。
要は、会社の方向性を理解し、どこまでが許容範囲で、どこからがアウトか。
そして今自分には何が求められているのか?を社員は理解しておくべきだということです。
それがあれば最前線にいるその担当の人の判断が最良であると言っています。
この判断を最前線の人たちに任せるために必要となるのがコンテクスト、なのです。
逆に言えば、コンテクストを共有し、判断して結果を残せない人材はネットフリックスには必要ないのです。
イノベーションサイクル
1.「反対意見を募る」あるいはアイデアを周知する 2. 壮大な計画はまずは試してみる 3. 情報に通じたキャプテンとして賭けに出る 4. 成功したら祝杯をあげ、失敗したら公表する
失敗は素直にシェアする
会社のためになるので、失敗して得られたものがあるのならOK。
言わないのは会社の利益に反する行動。
何度も失敗はだめだが、果敢なチャレンジは良い。
フィードバック
後半ではフィードバックについてそれなりのページを使って書かれています。
面白いことに、日本の例ががっつりと出てきます。
そうです、他国と比べて日本はかなり特徴のある国なのです。
フィードバックの言い方や受け取り方はアメリカやオランダと大きく異なります。
例)直接的な言い方をするかしないか、など
これはそうだろうな、とは思うものの、実際にアメリカの企業の人からフィードバックをもらったことはないのでわかりません。
経験してみたいなとは思います。
個人的に以下の本を読むとフィードバックを上手にする方法についての体系的なものがわかります。
ネットフリックスのこの本でも出てきますが、「素直」さがないとフィードバックは成り立ちません。
フィードバックを受け取り、素直に改善できない人は退職です。
4Aガイドライン
AIM TO ASSIST
助けようとする気持ちで
ACTIONABLE
行動変化を促す
APPRECIATE
感謝する
ACCEPT OR DISCARD
取捨選択
フィードバックを受け入れるかは本人次第。
真似できないのか?
「極論の話で、おれらの企業では真似できないよー」と言っている人もいましたが、僕はそうは思いません。
もちろんこれが全て正しいとも思いませんが、少なくともこういう方式をとって成功しているという事実はあるわけです。
コンテクストを共有して判断を任せる、というのはすぐに真似できそうだし、自分たちが会社の事業を考える上では非常に大切なことのように思いました。
まとめ
実績も組織もイノベーティブな企業、ネットフリックス。
あなたも一度は利用し、映画をみたことがあるだろう。
紛れもないゲームチェンジャーだ。
なぜその変革がもたらされたのか、変革させた組織について知りたい方は、いますぐ読もう。