SakuraWi - BLog

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限りある時間の使い方


総評

ささっとロンドンで読み飛ばしながら読んだ。

あまり響くポイントはなかった。

DIE with ZEROの方が個人的には好きかなと思う。

[追記]

がしかし、少し時間がたって人生には、「共感」をしてくれる人や、コミュニティ、そこに身をおけることが一番幸せかもしれないなと思った。

それは結婚とかかもしれないし、仲間や仕事の文脈でもあてはまるかもしれない。

たった一人では得られないものがあるのは確かかもな、と。

pickup

どんなに大量の仕事をこなしても、どんなに成功しても、自分は本当にやるべきことをやっていないのではないか、という感覚だ。本当はもっと重要で充実した時間の過ごし方があるんじゃないか。今こうやって黙々とこなしている仕事は、本来やるべきこととは違うんじゃないか。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.10). Kindle 版.

やるべきこととは。これは永遠に考えることだと思う。

時間を「使う」ようになった僕たちは、「時間をうまく使わなければ」というプレッシャーにさらされる。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.28). Kindle 版.

時間を有効に使うべき、というのは非常に凝り固まった考え方かもしれない。

ほとんどすべてのチャンスを逃すことは──当たり前の現実だ。そうでなければ、そもそも決断に価値はない オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.37). Kindle 版.

トレードオフを認めること、そこを受け入れること。

人は世界中のありったけの体験を味わい、人生を「生ききった」と感じたいと願う。ところが世界が提供してくれる体験の数は実質的に無限なので、どんなに頑張っても、人生の可能性を味わいつくしたという感覚を得ることはできない。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.51). Kindle 版.

これは理解をしておくべきかもしれない。 旅をして地球の全てをみることは不可能だ。

限りある時間、という現実から目をそらす方法として、おそらくもっとも魅力的なのは、複数のプロジェクトを同時に進めること オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.79). Kindle 版.

たくさんやった気持ちになりがちだし、これは気をつけるべきことだなと思った。

実際に自分もやっている気がする。

人は後戻りできない状況に置かれたほうが、選択肢があるときよりも幸せになれるというデータがある。手持ちのカードを多く残しておくよりも、「これしかない」という状況のほうが満足度が高まるのだ。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.91). Kindle 版.

決断をして進めること。

選択肢はなくてもよい。

トップダウン型の注意をうまく使えるかどうかで、人生の質は左右される オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.97). Kindle 版.

これをやるんだ、と目の前に集中をすること。やること。

ティーブ・ヤングが高野山での修行で見いだしたのは、現実から逃げるのをやめれば苦痛がやわらぐという事実だった。現実逃避をやめて、凍てつく水をしっかりとその身に受け止めたとき、それまでの苦痛は消え去った。嫌だという気持ちよりも、今ここで起こっていることに注意を向けることができたからだ。別に修行僧になる必要はない。日々の生活でも同じだ。難しいタスクを落ち着いてやり遂げるには、完璧に没頭できる状態を夢見るよりも、嫌な気持ちをそのまま認めたほうがいい。苦痛や退屈を否定せず、今起こっていることをそのまま見つめたほうがいい オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (pp.111-112). Kindle 版.

今目の前にあることを5感をつかって、味わうことなのだと思う。

人生の重要な出来事には、いつだって偶然の力がはたらいている オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.121). Kindle 版.

そうした偶然を好きになること。

運気を招ける人間になること。

そして僕たちはたいてい「これが最後」と気づかないまま、その時を過ごしてしまう。だからどんな経験も、それが最後の機会であるかのように大切にするべきだ、 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.133). Kindle 版.

旅も同じ。

いつかまた来れるかもは、来れない未来なのだ。

なぜ生産的に働くために休まなきゃならないんだ?海辺でのんびりしたり、友達と食事したり、ベッドでごろごろするのに、なぜ「仕事のため」という言い訳が必要なんだ? オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.142). Kindle 版.

余暇は自由であるもの。

バックパックを背負って1年間世界中を旅するという一見遊びに満ちた体験さえも、「より豊かな経験をした自分」になるための手段だったりする。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.143). Kindle 版.

これは自分かもしれない。 今の状態は目的なのか、手段なのか、きちんと切り分けておく必要がある。

産業革命以前に生きていた人々には、余暇をこんなふうに捉えるなんて想像もつかなかったはずだ。古代の哲学者たちにとって、余暇は何かのための手段ではなく、あらゆることの目的そのものだった オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.144). Kindle 版.

目的そのものである方が健全。

でも本当は、余暇を「無駄に」過ごすことこそ、余暇を無駄にしないための唯一の方法ではないだろうか。何の役にも立たないことに時間を使い、その体験を純粋に楽しむこと。将来に備えて自分を高めるのではなく、ただ何もしないで休むこと。一度きりの人生を存分に生きるためには、将来に向けた学びや鍛錬をいったん忘れる時間が必要だ。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.147). Kindle 版.

無駄にすること、ただ、過ぎゆくことを捉えること。

そこに意味はなくてもよいということ。

でも時間がいくらあったところで、ひとりぼっちではあまり意味がない。時間を意味のあることに使うためには──友達と遊んだり、デートをしたり、子どもを育てたり、ビジネスを立ち上げたり、政治運動に参加したり、技術の進歩をもたらしたりするためには──他人と協力することが不可欠だ。たとえ時間がありあまっていても、共に過ごす人がいなければ、まったく意味がない。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.184). Kindle 版.

人との共有はマストか?これは疑問がある。

シェアすることが一番の幸せなのだろうか。

デジタルノマドのライフスタイルには、深い人間関係を築くために必要な、共同のリズムがない。 オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.186). Kindle 版.

これはわかる。

旅をしながら恋人をつくろう、といったことも非常に難しい問題だ。

共有する時間が必要だからだ。

日々の感覚としても、人と生活リズムを合わせたほうが時間がリアルに感じられることはあると思う。ひとりで過ごすよりも時間が濃くなり、有意義に感じられるの オリバー・バークマン. 限りある時間の使い方 (Japanese Edition) (p.191). Kindle 版.

ホステルで早起きをした方がいいのはそうかもしれない。


少し乱雑だが、残しておく。

ロンドンにて。