モアザンワーズをみた。
全体感想
生きる苦しさと、タイミング、そして時間軸
それぞれは複雑で、その時々の決断で変わっていく。
人生とはそういうもので、不可逆なものがある。
そして、後からみたら、若かったな、と思うような
そんな決断があるものだ。
それは、言葉にはできない、その時だけに流れているモノがあるのだと思う。
人生には正解などというものはない。
あるのは、そのとき、そこにいたひとの決断とその結果だけなのだ。
過ぎゆくもの、それは止められない。
だからこそ、輝かしい刹那が、残り、一人一人の人生にふと香るような、ふわふわしたものが記憶に刻まれていくのだと思う。
いや、しかし、脆い、あまりにも脆い。だからこそ美しいのかなあ。
最終話の後
余韻としては、虚しさのようなものの方が強い。
決して、ハッピーエンドではない。と思う。
エイジは、自分のことを精一杯生きたからこそ、
最後は今の生活を受け入れた、のかな。
話をそれぞれ区切って、鑑賞した
1-4、6,7, 78,910
というような区切り方でみた。
これが結構よかったかも。
一気見するよりも、区切りがあって、余韻のようなものがあった。
関西弁、京都弁。
ほやなあ。
ほかす。
そうやろか。せやで。
旅の後もあってか、ああ、僕のルーツ、育った環境というのは滋賀県で、京都弁、の影響があるなと思った。
あまりにも、親しいような、少しむず痒いような関西弁。
ええやろ。そうやろ。
そういう言葉が、前半の三話ほどで強く強く感じた。
これは出身が滋賀県だからなのと旅の後だからより鮮明に自分に反映していたはず。
iriの曲
染という曲がよすぎる。
イントロのメロディなどが、まさに話数的にもマッチしているし、このドラマの空気と本当によくマッチしていると思う。
切なさと、決断、虚しさ、そして優しさが配分されているような曲だ。
音楽の大切さにも気がつけた作品だった。
spotifyで流すと、流れるシーンがあるのだが、えいちゃんとみえこだと思ったら、まっきーなんだ。
MVに、二人しかいないのが、また、いいな。