経緯
Instagramでおすすめを募集をしていると、先輩から連絡があり、教えてもらった。
また、本屋さんでもよく見かけていたので気にはなっていた。
ちょうど映画化のタイミングもあったからだろう。
感想
最後の後半に連れて、涙を流しながらページをめくった。
ハッピーなものか、と言われると、少し考える必要があるように思う。
家族とは何か、子供にとっての選択、選択は誰がするのか。
この幸せそうに見える物語を構成している要素は、意外にも暗い面がある。
ただ上っ面な、家族とはこういったものだと話すのは簡単だ。
血がつながっているから、家族?
長い時間を共にしたから、家族?
そもそも家族とは、なんなのかを考えさせられる。
たまたまこれを読んだタイミングが実家にいることもあって家族のことを考える機会が増えていたのもあって
そういう時期に読めてよかったなと思う。
自分自身に決断を委ねられるのは、重く、難しい。
でも、それでも自分が選んでいくことは大切だな、と思う。
また、愛情というか与える、無償の愛のようなものは綺麗だなと思った。
森宮さんの覚悟は、なかなかできるものでもないと感じた。
家族になろうよが主題歌だった、「そして父になる」を少し思い出したりもした。
小説を読む
最近は洋書の翻訳本とか自己啓発本ばかりだったので、
小説は読みやすい。
物語の情景が映し出される。
400ページ近くあったが、一気に読みきってしまった。